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フィルムカメラを使う理由

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本当はまたカメラの紹介をしようと思ってたんだけどちょっと今日はぼくがフィルムカメラを使っている理由について書こうと思う。

よくネットなんかにフィルムは色が良いとかデジタルにない味?があるとか書いているけどぼくは違うと思う。

デジタルはすごく優れていていろんなフィルムシュミレーターなるソフトもいっぱいある。要するにデジタルだとフィルムの雰囲気をシュミレートできるから別にフィルムを使う必要はないってこと。

実際のフィルムとは違う!味がないと言う人もいると思うけど結局それは脳に残っているイメージでしかない。もちろんフィルムの色が良いと思ってフィルムを使うのは良いと思うし、それで満足するならそれでいいと思う。

実際フィルムシュミレーター(ぼくが持っているもの)と比べたけどお世辞にも似てるとは言えない。でもそれは比べたらの話しで結局プリントしてそれだけ見るとそれがデジタルなのかフィルムなのかは多くの人には分からないと思う。

他にはフィルムは現像するまで何が撮れているか分からないと言う人がいるけどそれはおかしいと思う。なぜならファインダーから見るものしか撮れてないからね。さらにネガならラチチュードが広いからある程度の露出をミスっても問題ない。光漏れがおきるかも!とか言うけどそれはメンテナンス不足だと思うし今まで撮影していてぼくは光漏れのアクシデントにあったことはない。ということで何が撮れているかは容易にわかるし想像もできる。

あとはフィルムはデジタルよりお金がかかるから一枚一枚大切に撮るというのがあるけどこれも間違いではないけど間違いかな。

なんでかというとデジタルにもすごくお金がかかっている。カメラ、レンズはもちろんだけど画像を記録するメディア、ソフト、パソコンと…。しかもカメラは数年ごとに買い替えとなる。その時スペック(例えば画素数とか)が大幅にあがると大容量のメディアへの買い替え、もしかしたらパソコンも満足に動かないかもしれない。ソフトだって最新のカメラに対応してくれなかったらこちらも買い替えになる。要するに最悪数年に一回、何十万または物によって100万単位のお金がでていくかもしれない。

そう思うといくらデジタルだからってぼんぼん撮るというよりは一枚一枚丁寧に撮ったほうがいいんじゃないかな…なんて思ったりする。

では、フィルムで考えてみよう。フィルムは月3本使ったとして年間だいたい3万ちょっとかかる。(24枚撮りの場合)それは年間864枚撮れることになる。36枚撮りなら1296枚だね。

倍つかったとしても年間6万ちょっとで最大2592枚撮れる。業務用のカラーネガをつかったら100本3万ぐらいで売っているのでそれだけで3600枚撮れる。

結果もしかしたら人によってはデジタルよりフィルムの方がかかる費用が安いかもしれない。

とまぁ長々と書いたけどここでぼくがフィルムカメラを使っている理由だけどそれは単純にファインダーを覗いていて楽しいから。フィルムカメラのファインダーの倍率は高い。いまのデジタルで同じ倍率はない。二眼レフとかなんかもう古い映画を見ているような体験ができるんだよね。その映像体験ができるからぼくはフィルムカメラを使っている。

ぼく自身はフィルムに味があるとかどうとか思っていないし、解像感とか画質はデジタルのほうが優れていると思う。だからそういう意味ではフィルムカメラと同等の映像体験をくれるデジタルカメラがでたらデジタルもしっかり使うかもしれないよね。

 

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